狂犬病
狂犬病は犬を始め、キツネ、オオカミなどの犬の仲間が感染しやすい、ウイルス性の病気のことで、発病すると、現在の医学では治療法がなく、死亡率ほぼ100%の非常に恐ろしい病気です。
狂犬病に感染した犬の症状は、一般的には狂躁時と麻痺時とに分けられ、狂躁時は非常にナーバスな状態になり、狂暴性を示し、無差別にかみついたりします。このため、歯を折ったり、くちびるや舌にけがをして、血交じりの唾液やよだれを垂らしたりします。鳴き声も普段と変わり異常で、眼は大きく見開かれます。麻痺時は、狂躁時ほど変わった症状があまり見られず、分かりにくいことがありますが、頭や頸の筋肉が麻痺するため、えさを食べることが困難になります。
様々な症状から狂犬病が疑われた場合には、保健所など関係当局へ連絡の後、獣医師の手により安楽死が行われ、その後、脳の検査で狂犬病であるかどうかの診断が行われます。人間への感染の危険性という観点から、残念ながら治療の選択は現在ありません。
